犯罪・刑事事件の解決事例
#医療過誤

医療過誤事件の早期解決如何は,病院側に奢りがあるかないかで決まります。

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横山 巖 弁護士が解決
所属事務所横山法律事務所
所在地長崎県 長崎市

この事例の依頼主

60代 女性

相談前の状況

高齢者のお父さんが,さんざん腹痛を訴え,何度も病院に行ったのに,担当医が,何故か,既往症に関係すると誤って決めつけた判断に基づく検査しかせず,腹痛の原因を探ろうとしなかったため原因が判明せず,殆ど待合室等で待たされただけであったことから,結果的に一両日放置されたこととなり,最後には敗血症で死亡するに至った案件です。奥様は,早期に深夜から泊まり込んでまでして病院に付き添っていたため,一両日なにもしてくれない病院に対し激しい怒りにも似た感情を抱かれていました。ただ,出来るだけ早期解決をと言われたので,和解交渉から始めました。

解決への流れ

通常,医療過誤事件では,内容証明を出したとしても,病院側は過誤を否定するのが通常ですが,本件は,たまたま相手方代理人が人間的にも優れている方であったお陰で,半年程の交渉で解決・終了致しました。勿論,請求額満額での和解でした。早期解決でもあったため,お母様をはじめとするご遺族の皆様にも喜ばれ,感謝されたことを覚えています。

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横山 巖 弁護士からのコメント

信頼して体を預けているお医者さんの診断ミス,手術ミス等により,重病になったり,半身不随になったり,死亡したりすることは,本来あってはならないことです。本人や遺族を襲う心痛・悲しみは,お医者さんを信頼していただけに,想像を絶する程のものでしょう。ただ,お医者さんも神様ではありませんから,人間である以上,失敗はつきものです。しかし,失敗したのであれば,それはもう取り返しがつかないことですから,それを認め,素直に謝ることが必要でしょう。しかしながら,実際に病院に対し慰謝料等を請求すると,過誤自体を否定してくるのは何故なのでしょうか。このような不遜な態度が,被害者やその家族を,さらに苦しめることとなるのです。私は,そういった,奢った病院,医師及び彼らを平気で庇おうとする代理人弁護士を許せません。被害者のため,被害者の方たちと一緒になって闘い,生命や身体の代償を勝ち取りたいと思っています。