７０歳前の老夫婦。奥さんは精神疾患のため働けず。ご主人が長年頑張って働いてきたが，足腰の痛みから思うように歩けなくなり，働けなくなってしまいました。マンションの住宅ローンも払えないので不動産会社に売却の話をしたところ，破産手続を勧められ，弁護士に相談しました。

そもそも相談者は歩けないので，弁護士がご自宅まで出張して，ご事情を伺ってきました。その結果，すぐに弁護士介入させ，マンションを任意売却したうえで残ローンを破産・免責させることにしました。相談者は弁護士費用も支払えないので，法テラスを通じて，弁護士費用などを援助してもらいました。破産管財人が就くこともなく，同時廃止により無事に免責を受けられました。なお，相談者は歩けないので，免責審尋にも出頭は不要でした。