この事例の依頼主
60代 男性
相談前の状況
勤務先を定年退職した後、元勤務先の現場で一人親方として働いてきましたが、現場に向かう途中に交通事故に遭い、頚髄損傷の傷害を負いました。相手の保険会社からは、私にも過失があると言われました。治療費も心配ですし、将来どのような賠償を受けられるのか不安です。
解決への流れ
労災保険を利用して治療を受け、症状固定後に後遺障害等級認定を受けて障害年金の支払いを受けるようになりました。私の自動車保険から人身傷害保険金の支払いを受け、私の過失分を補ったうえで、訴訟を提起し、納得できる内容で解決することができました。また、就業先の業務災害補償保険からも補償を受けることができました。
事故から間もなくご相談を受けました。ご相談者の過失もある事故で、過失相殺と損益相殺によって十分な賠償を受けられなくなるリスクがあるため、一人親方として加入していた労災保険とご相談者の自動車保険の人身傷害保険金を有効利用する方針を立てました。就業先の業務災害補償保険の被保険者として損益相殺の対象外となる保険金の支払いを受けられることもアドバイスし、最終的にはご本人が納得される内容で解決を図ることができました。